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日本光学

  • MASA884
  • 2016年6月4日
  • 読了時間: 2分

世界に名を馳せるニコンの前身である「日本光学」。

1917年に設立され、戦時中には光学兵器の製造も手がけていた歴史があります。

数十年前に作られたオールドレンズやクラシックレンズは、現在の高コントラストで開放から解像力を持っているレンズとは異なる独特の表現、いわゆる”味”というものを持っており、その味に魅せられる人は少なくありません。

僕自身もその一人で、僕が魅せられたきっかけは、実家の押し入れを整理していた時に出てきた父のAiニッコールレンズでした。

当時使用していたキヤノンのデジタル一眼レフ、EOS Kiss digital Xへマウントアダプターを介して使用してみたところ、開放では柔らかい表現の顔を持つ一方で2段ほど絞るとすさまじい解像力を発揮するという2つの顔を持っていました。

また、オールドレンズは鏡体が金属で作られており、プリントではなく彫り込んで作られた指標など、現在のプラスチック盛りのレンズとは違って高い質感も魅力です。

それらのオールドレンズの味に魅せられて以来、単焦点はマニュアルフォーカスのオールドニッコールのみを所有し使用しています。

特に写真左側のS-Auto 50mm F1.4は、汚れのあった格安品をオークションで入手した後、自身でバラしてレンズのクリーニングからグリスアップまでを行った経緯もあって、最も愛着のある一本です。

この50㎜でかつマニュアルフォーカスで撮る娘の写真には特別な愛情を感じます。

前述しましたが、マウントアダプターを使用すればメーカーに縛られず様々なメーカーのレンズ(※)をお手持ちのカメラで使用することができます。

古き良き時代の丁寧なモノづくりがもたらしてくれる”味”、是非ともご賞味いただきたいところです。

(※ 入手前にご自身のカメラとアダプターで使用できるかの確認をとってください)

 
 
 

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